五. 1月 ごめんね~

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久しぶりの二人での外出。 定期受診だけだから 早く終わったら、ランチしよう。 そう気軽な買い物気分で行った病院。 一人呼び出された私の脳天をガツンと やったドクターの一言。 ひどいよ、ひどい。 あなたが何をしたっていうの? あなたが誰か傷つけた? あなたが悪い事でもした? どうか、どうか神様。 これ以上、あなたを苦しめないで。 あなたの足を奪わないで____。 その夜、寝床の中。 悲しみをかくして、一発屋といわれる芸人さんたちの ギャグを惜しみなく言い合ったね。 あれほど、くだらないことをたくさん言って、笑って、泣いた夜は いつぶりだっただろうね。 それが、最後の夜になるなんてね。 ねぇみんな知ってた? 奇跡ってね、起きないんだよ_____。 そう自分に問いかけた1月最後の日。
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