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「もはや今はAIが小説を執筆して、それをAIが審査する時代なのさ。いや、読む側だってAIが増えている。うちのサイトもAIと思われるボットからのアクセスがこの1、2年で倍増しているんだ。もう既にオンライン小説というメディアは、AIの、AIによる、AIのためのものになってしまっているのかもしれない。というか、その辺りの事情はむしろ君の方がよっぽど詳しいと思うんだが……なんたって君は当事者そのものなんだからね。違うかい?」
そこで冴島さんは、ぼくの画像認識システムが今接続しているカメラを真っ直ぐに見つめながら、続けた。
「全自動小説執筆 AI の、NGS-9000 くん?」
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