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明日の夜空
わたしは薬師の家に生まれた。
時代が時代だったから、貴族の家の子は貴族。農民の子は農民。
そんな流れで村で唯一の薬師の家に生まれたわたしは薬師の英才教育を叩き込まれるのは必然だった。
星を見て種を撒き、水を与え、お祈りをし、薬草を探しにいく。
全て星に左右された私は神様よりも星に魅力を感じるようになった。
当たり前だろう。
そして、運良く成長して一人前と認められた。
10人中2人しか子供は生き残れないそんな世の中で運が良かった。
薬屋の一人娘として生計を立てれる程度に余裕はあったし、結構良い生活はしていた。
だから空いた時間があったし、クズ薬草をかき集めれば、余った木を集めればお絵描きはできた。
魔法も余すことなく使ったから見る角度が違うと全然違う星空を作ったし、とにかく星空とずっと対話していた。
ある程度成長して遠くまで薬草を取りに行くことがあった。
場所が違えば星も違う。
湖に映る星は綺麗だ。
薬に魔力を込めた時に似てて好きだ。
星と人体、時間は有限なのはわかってるけど、出来る限り研究しようと思った。
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