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まず、そもそもの話として、薬というものは、歯が痛いなら胡椒、腹痛ならこれなどと教えられている。
無論、それは正しいのかも知れない、これに疑問を持つのは禁忌かも知れない。
でも私にはイマイチ理解できなかった。
だから私は、少しずつ色々試してた、薬草をちがう手順で処理してみたり、ちがう薬草を混ぜてみたり、親の顔を潰さまないように少しづつ少しづつやっていた。
ちゃんと容体も聞いたし、命に関わるようなものは教え通りにした。
根拠が得られるようにちゃんと何回も同じ調合を違う人に行った。
医者のいない村だから怪しまれずに容体は聞き出せる。
わかったことは教えは全て先人の経験則で、たまたま当たってただけ。
人によって効き目はちがう、見た目が違うんだから体も違うだろう。
でも、やはり原因によって分けて調合したかった。
でも、人は少ないし、異端視されたらダメ。
慎重にしなきゃいけない。
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