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目を開けると家は無くなって親が下敷きになっていた。
耳も変だった。
いつもなら聞こえる木の音が聞こえない。
怖くなった。
ここにいるのが。
異端視されるのが。
人が集まって来た。
ダメだ、逃げなきゃ…
早く…
そうだ、北へゆこう。
北は星が綺麗だから。
光のカーテンが見えるから。
あすの夜空も変わらず私を照らす。
例え汚れてしまっても星には些細なことなのだろう。
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