無糖炭酸水 *

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「……無理、清司、あたし、まだ、……っ」 「もう、待てない」    彼女の両の膝頭を押さえこむ。  おれに組み敷かれた彼女は、静かに涙を流す。叫ぶことすらできないほどに感じてしまっている。  間もなくしておれは達したのだが。本当は、もうすこし、彼女の愛おしいからだを味わっていたかった。  彼女のなかから、出て行きたくなかった。  できることなら、永遠に。
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