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存在証明
君と見た あの虹が 忘れられないのです
深夜の 二人っきりの島から見た あの虹
君を見送った あの丘が 忘れられないのです
遠く 水平線の彼方に 消えていくような 後姿を
草原の サラサラと そよぐ草木の
あの風の中 ただ 君を待つのが
僕の 存在を 示すものだったから
君の中の 一コマに
僕という 存在の 在処は そこにしかないから
君の 心の中に 僕を 刻むしかないのです
いつか 別れが来た時に
居なくなった 何方かが 胸の中に
ひっそりと 生きていくしかないのです
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