2人が本棚に入れています
本棚に追加
繋ぐ手
色んなものを 飲み込みすぎたせいか
息が詰まった 僕の喉
どうして あの時
吐き出さなかった 言葉が
今頃 込み上げて来ては
僕を 苦しめる
過去は いつだって
僕を 後ろ向きにさせて
何故 前に 進む勇気を 奪うんだろ
ずっと 立ち止ったままの 僕が
凍えるような 冬空の下
薄氷の 上に立っている
いつだって 足元には
奈落が ポッカリと空いていて
闇に 堕ちる 住人を
待っている
早く ここから 移動しなきゃ
氷が 溶けたなら
僕は 救われるの?
それとも 奈落に落ちてしまうのか
こんな世界の中でも
君は 手を繋いで
居てくれるんだね…
最初のコメントを投稿しよう!