過去から 未来へ

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過去から 未来へ

昔 自分が 大嫌いだった 消えてしまえと 何度も願ったのに いつまでも 心の中の 小さな灯が 許さなかった いろんなものが 冷たく光った 僕の 小さな拘り(こだわり)で 足元は どんどん動かなくなって 周りを たくさん傷つけて 僕の周りは 誰もいなくなった 今 昔の自分が びっくりするぐらい  僕は 幸せな状況にある 僕の エベレストのような拘りが いろんな失ったもののお陰で どんどん溶け出して 目の前の 高い壁は崩れて 向こう側の 木漏れ日が 見えたのだ 世界は こんなにも 美しい 過去から 未来の 僕へ 我の 一番の 理解者は 自分なのだと 他の誰でもなくて 僕が好きにならなきゃ 誰も 僕を好きになんて なってくれないから 自信なんかなくても ほんの些細でも たった一つの好きだけでいいから そうしたら きっと 過去の自分を 許すことができる グレーの空の下 ほんのり笑う 僕がいた
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