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母親の"お友達"
どうにかストレスと戦い学生生活を続ける毎日
それでも学業はそれなりにこなし、資格取得も順調に進めていた
もちろん担任ら教師ともコミュニケーションを積極的にし、色々な相談もしたりと情報集めもした
なにせインターネットが無いからな~
PCも無いし、携帯も無い
TVも殆ど見られず社会の情報が全く入らない中、ホント良く周りの話題に付いていけてたよな~
まぁ、モ◯ゲーやらグ◯ーのゲームは出来ないから、流石に分からんかったなw
移動も基本は歩きで隣町に行くならバス使うけど、10数kmなら普通に歩いて行ったかな?w
ただ真夏はヤバかったな・・・
炎天下の中、20kmほど歩いた上でデパートで休憩した時、気付いたら全身白い塩が噴いていて熱中症手前になったからな~
まぁ、ただのアホではあるんだがw
なぜそこまでして歩くのかと言うと・・・漫画などの中古販売店を回る為だ
時間はあるが、金は無い
親は足を持たないから楽も出来ない
ならどうするか?、と言うと歩くしか無いんだよな~
リュックを背負いひたすら歩く
中学ではただひたすら歩くだけだったけど、高校に入る頃にはウォークマン(笑)が安くで手に入ったから、かなり捗ったな~
しかも家でもイヤホンしてれば、自分の世界に浸れるし・・・もう最高!
家で編集が出来ないから、友達の家でPC借りてやるしかないのは・・・しゃあないかな~w
そんな、いわゆる時代遅れな感じでもそれなりにエンジョイしつつ、学生生活を過ごしていた僕
だけども異変も進行していた
この所、母親は週に1、2回帰ってくるかな?くらいになり、祖父母の家にも居ないらしい
友達の所、と言っても普通の神経している人間では無いだろう
そもそも子供放置、精神疾患、生活保護の3コンボ決めてる上に、ギャンブルやるようなクソの相手は普通では出来ない
しかも薬の副作用かで、常に口と首を回すように動かす姿で、しかも上下総入れ歯
普通なら耐えきれないでしょ?
でも事実帰ってこないので、匿っていると言う事になる
その友達とは何なのか?
答えは簡単
男だった
しかも同じ精神疾患者で、同じ病院に入院していた生活保護受給者
で、そいつは独り暮らしなので、その家にほぼ同棲している状態だった
なぜ分かったのか?
妹達から聞いたのか?
祖父母が知っていて教えてくれたのか?
全て違うな~w
答えは簡単
ある日、珍しく家に母親が居て、珍しく話しかけてきて、こう言ったからだ
お母さんの大事な人を紹介したい、と・・・
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