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自己紹介
こんにちは、妖精です。
最近わたしのありがたみをわかっていない人が多いので、物申しにきました。まずはわたしの役割について簡単に説明します。よく聞いてください。
あなたは何かを選択するときに、さまざまな要素——そのときの状況や対象の条件など——で候補を絞り込みますよね。それでどうしても決められない場合、「だれか決めてくれー!」なんて思うこともあるでしょう。悩み抜いた末に出した結論について「なぜそれを選んだのか」と理由を訊かれたとき、「なんとなく」や「インスピレーションで決めた」と答えた経験はありませんか。
それ、わたしのおかげなんですよ。
気づいていないだけで、わたしはあなたの近くに存在しています。そしてあなたの決断にさりげなく助力して、選択を促しているのです。
え? 信用できない?
仕方ないですね。それでは、わたしの仕事ぶりを見せてあげますよ。百聞は一見にしかず。充分に納得できるよう、しっかりついてきてください。
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