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変貌する犯罪者
鈴本コウ。昔いじめてたあいつからの手紙。そして…。
大きな屋敷。たくさんの付き人。高級車。
なぜだか震えが止まらなかった。
「…ミキちゃん?」
「あ、ごめん何でもない。...野乃花は?」
「はは。震えが止まんなくて。」
野乃花も私と同じなのだろう。
「…あ。」
カズオも、勇吉も。
なぜ、こんなにおびえてるのだろう。
あんなに暗かったコウが急に明るくなったからか?
昔いじめていたやつに殺されるとでも思っているのか?
「みんな、今日は何の日かわからない?」
「…?」
まさコウの誕生日とか?それなら、なんでわざわざ…。
「…見て」
そう言うとコウは自分の腕をめくって見せた。そこには…。
無数のあざがあった。
「今日は、いじめが始まった日。」
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