煌牙side(6)ー更に1歩前へー

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少ししてドアを開けたのは、健太。 部屋の中には忍星と煌希に大牙の姿がある。 『てめぇ等、寝る時間じゃねぇのか?』と言うと逃げる様に出て行った3人。 「健太、悪いな」 「気にすんな。俺、独りっ子だから、案外楽しいんだ」 「それなら良いが、余り甘やかすなよ」 そんなやり取りの後、大浴場に案内する為に、着替えを持って健太と一緒に1階に下りた。 何気にリビングを覗くと大和の姿があったから、一応報告する。 「大和、健太の部屋は5階になった」 「そうか、なら明日にでも煌弥に礼は言っておく」 「今から大浴場に行くが、大和もどうだ?」 「涼と拓海が居るはずだから、健太を逢わせてくれると助かる。俺の息子として紹介しても構わない」 そのやり取りの後『あぁ』と答えた俺は健太と一緒に大浴場へと向かった。
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