1388人が本棚に入れています
本棚に追加
少ししてドアを開けたのは、健太。
部屋の中には忍星と煌希に大牙の姿がある。
『てめぇ等、寝る時間じゃねぇのか?』と言うと逃げる様に出て行った3人。
「健太、悪いな」
「気にすんな。俺、独りっ子だから、案外楽しいんだ」
「それなら良いが、余り甘やかすなよ」
そんなやり取りの後、大浴場に案内する為に、着替えを持って健太と一緒に1階に下りた。
何気にリビングを覗くと大和の姿があったから、一応報告する。
「大和、健太の部屋は5階になった」
「そうか、なら明日にでも煌弥に礼は言っておく」
「今から大浴場に行くが、大和もどうだ?」
「涼と拓海が居るはずだから、健太を逢わせてくれると助かる。俺の息子として紹介しても構わない」
そのやり取りの後『あぁ』と答えた俺は健太と一緒に大浴場へと向かった。
最初のコメントを投稿しよう!