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「涼、悪いが少しの間、健太と送り迎えを頼む」
父さんの言葉を聞いて『おぅ』と答えた涼さん。
俺は、煌牙の妹の傍に行くとしゃがみ込んだ。
「三匹の龍は?」
普通に3人の名を言葉にしなかったのは、三匹の龍と呼んだ方が分かりやすいと思ったからだ。
なのに『後で地下に行くはずだ』と言ったのは、父さん。
煌牙の妹は何も言わず俺の服を引っ張るから立ち上がった俺は、そのまま足を進める。
『羽生が懐くなんて珍しいんだぞ』と言ったのは、俺の後をついてくる涼さんで、なんでだ?と不思議に思ったのは確かだ。
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