3人が本棚に入れています
本棚に追加
人間?いいえトカゲです
此処は………何処だ?
目を開けるとそこは真っ暗な空間だった、俺は少しパニック状態に陥いっていた、当然だろう?ベッドから起きたと思ったら周りが真っ暗だったんだから
それから数分が経過し、俺は落ち着きを取り戻しあることに気が付いた、俺はどうやら結構狭い球体の中にいるようだ、それも屈んでも頭や足がぶつかるくらいの大きさだ、だが他にも気付いたことがある、それは俺を閉じ込めている球体が薄い殻?のように脆そうで俺が出ようと思ったらいつでも出られるくらいだ。
だがなぁなんか此処安心するんだよなぁ
だが此処に何時までも居ると飯食えないし水分補給出来ないしで色々と困るんだよなって事で俺はこのマイホームのような安心感がいっぱいの殻?から出ることにした、俺は勢いを付けて右腕でその殻を破る
「ピギィ!」(おっらあぁ!)
「パリッ」
………なんか変な声しなかったか?まぁ良いかな?
俺の右腕はその殻に穴を開ける、その開けたひびや腕と殻の隙間からの光が俺を照らす
あぁ、久し振りの光だ
俺は外に顔を出すとそこは洞窟の入り口付近だった、俺はその殻から体を出しその殻を見るとそれは卵だった、それも相当小さい
なんで俺が卵の中から出てきたんだ?いやいやいや、俺人間だよね?ってか早く家に帰んないと会社に遅れる!!
俺は四足歩行で洞窟の外に出て外を見渡すと草や葉が目に入った、がその草や葉が俺よりも少しデカい木なんて俺の1,000倍の大きさはありそうだしかもその木が無数に生えている
……やっぱ俺人間じゃないよね!?
俺は洞窟の入り口付近に戻り水溜まりが出来ているところで俺は顔をのぞき込んだ
トカゲ?……トカゲだあぁぁぁ!!
やっぱり俺は人間を止めたそうだ
はぁ!?夢?夢だよね!!
そう願い俺は小っこい右腕で頬を叩く
あぁ、間違いない俺はトカゲになってしまったようだ
最初のコメントを投稿しよう!