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アムスモドキ
アムステルダム
窓の外に光る橙色の電灯が
遠くから僕を脇役だと差している
この道の奥から聞こえてくる音 それはどこかで
浴槽から天井を見たときの赤カビの音
アムステルダム
吸ったり吐いたりできるのは
少しだけ僕がソレに近づけてるからかな
アムステル
アムステルダム
窓の外に光る橙色の電灯が
遠ざかり 夢の中で追い打ちをかけてくる
夏の夜の焦げたプラットホームの匂い それはきっと
受動に寄りかかった 指を食べる餓鬼の乳臭さ
でもいつの日か 僕の言葉は夜を泳いで
光で闘う あなたに咳をさせるよ
『アムスフィッシュ』から
(サカナクションーー作詞山口一郎さん 作曲山口一郎さん)
詩から詩を作ってみたシリーズⅤ
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