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無題
「何が正義かと 定義したところで我等丁稚の威厳なき意見はすぐに崩れる
されど彼の高尚な思慮とモーションを真似ろと 果ての者も人であることを忘れては
老人になってもいつまでも玄人にはなれない いくらでも愚弄だけの言葉を発す」と
ツイッターに並ぶのは感動ない鳴くだけの閑古鳥の閑文字
静寂を定着させない学習よ あれほど散々閑雅を教えた隔週を
ずっと続く宗教は進歩がないと されど自らのスニーカーを隠す徒
歯車を探るなら殴るな頑なに
明くるは泡だ abracadabra呪文の意味がなくなった今日この頃
AIの愛に頼りを求める二次関数的な成長にハンブル
冷笑は初歩だから どうしよう迷って上昇
想像はもうひとつの真相だから曹操となって力の深層象徴
心象 きっと宙でモズクがライオンを食べてたと立証
蓋然的なアイデアは反戦的な相手がイデアさ
血で血を洗う開戦された海戦再戦に賛成するのはもう飽きたよ
立場を確立する前に世界は既に軽快さを忘れ
絶対と相対の議論が赤ん坊に運命を授ける
Successはカクテルの味がせず Darknessは我関せず
格言ばかりで発言せず マクベス発生作製圧政完成
落命こそが罰ゲームと
そもそも主観だけの空間だと痛感したのではないか
あれだけのアレゴリーは覚醒するためではないか
特殊工作員の黙示録に映る文字に翻弄されし同窓
公共電波が東京戦犯と間違いだらけのそそるデータ
作品に関心持たず 殺戮のように干渉した鑑賞のせいか
アナクロイズムは悪だと 時をいらぬ烏の画角を見ず
我は観る じーと 風立ちぬ 羽は死す 荒れ果てた地球に帰す(Kiss)
『満月 ~ 中庸 ~』から
(志人ーー作詞志人さん 作曲Sally Paradiseさん)
詩から詩を作ってみたシリーズⅦ
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