夢にまで見た妊婦生活

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夢にまで見た妊婦生活

わたしが通院している病院ではたまにしかエコー検査をしてくれない。そのため、なかなか性別が分からなかった。1回目のエコー検査は赤ちゃんが股を閉じてしまっていて分からないと言われた。2回目の時に先生から「女の子だね。」と言われ、主人は急にテンションが上がり、「愛花です!」と先生に言っていた。主人は女の子が欲しくて、名前も女の子のものしか考えていなかった。 わたし達のかわいい愛花はパパのことが大好きでパパが手をわたしのお腹の上に置いて話しかけると興奮気味に動いていた。パパのぬくもりを感じているようだった。初めて胎動を感じたのはわたしの誕生日前日だった。そろそろ胎動が始まる頃かなと楽しみにしていたので、最高の誕生日プレゼントになった。 また、わたしが大好きな歌手の歌を聞いていると、いつも同じ曲でダンスをしているかのように動いていた。特にわたしのお気に入りの曲でもないのに、愛花はこの曲が気に入っているようだった。だから、音楽をボーと聴いている時に愛花が動くと、あ!あの曲かと気づくほど愛花はALINE BARROZの「DIANTE DA CRUZ」が大好きだった。
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