わたしを悩ます子宮内膜症

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わたしを悩ます子宮内膜症

32歳で結婚をし、わたしはすぐにでも子供が欲しかったが、主人は二人の時間をもう少し持ちたいと言っていたので、子供は2,3年後でいいかなと話をしていた。しかし、結婚してから半年後に健康診断を受け、子宮の検査を受けたところ、病院を出てから数分後に病院から電話がかかってきた。 「再検査が必要なので別の専門病院に行って下さい。」 と言われた。今、検査をしたところなのに、すぐ電話がかかってくるなんて大病ではないかと不安が押し寄せた。健康診断をした病院はエコー専門の病院なので、指示通りすぐに産婦人科に行った。別の先生から 「子宮外妊娠かもしれないので検査します。」 と言われた。ガンかもしれないと不安な思いで病院に行ったので、ほっとひと安心した。同時に「妊娠」という言葉に気恥ずかしい気持ちになった。妊娠しているか、していないかを尿検査で調べた。結果、妊娠はしていなかった。 先生に子宮内膜症と診断された。妊娠できない訳じゃないけれど、妊娠しにくいかもしれないので、治療をしたほうがいいと言われた。まずは投薬治療を行い、チョコレートのう腫が小さくなるようにした。治療の甲斐があって、のう腫は小さくなり、妊娠できる可能性が上がった。 妊娠しにくいかもしれないと言われたので、できるだけ、早く妊娠したいと思うようになった。日本から基礎体温計を持ってきていたので、タイミング法を試していた。ブラジルでは基礎体温でタイミングを取るということがないので、インターネットを調べ、独自にタイミング法を取っていた。しかし、そうこうするうちにまた、のう腫が大きくなってきて、手術をしたほうがいいと言われた。
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