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三上 美々美、二十八歳。独身、彼氏なし。
職業はカフェのバイト。
ただし、正社員採用してもらえないだけで、フルタイムで働いている。
そんな彼女は一人暮らし。
乙女ゲームと異世界転生系ラノベとマンガ、アニメにハマり、プライベートは彼女なりに充実してはいた。
だが、夜更かしと荒れた食生活のおかげで、肌はボロボロだ。
たぶん、傍から見れば生活もボロボロと言っていいだろう。
彼女が毎日口にするものと言えば、食事はほぼファストフード、そしてゲームをしながらスナック菓子とアルコール。
肌が荒れないほうがおかしい。
いわゆる大人ニキビもでき放題である。
そんなミミミの目標は、正社員になることなどではなく、異世界に転生して、イケメン王子の嫁になることだ。
ただ、転生するにはまず死ななくてはならない。
死ぬのは怖い。そこがネックだ。
何とか、死なずに異世界転生する方法を探さなければ。
彼女は日々、研究という名の妄想を重ねていた。
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