メインアカウント乗っ取ってみた

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メインアカウント乗っ取ってみた

致し方ないので、直接操作をすることとしました。 通販サイトから住所、日常のSNSアカウントから行動パターン、それぞれを把握していました。そこから特定できたのは、「暇な時間に家の近くのチェーンの喫茶店に赴いているよ」、ということでした。頻繁に、そのお店のメニューが、誰も見ていないのに投稿されていました。どうも、家にネット回線を引けないがために、そのお店のフリーWi-Fiを使用するためお店を利用しているようでした。通常はポケットWi-Fiを使用しているようですが、動画サービスなどのヘビーユーザのため、速度制限対策のためのようでした。好都合でした。 早速そのお店に、行動パターン(大学の講義の関係でほぼ決まった曜日と時間)から予測できる時間の30分ほど前から、そのお店にて待機しました。このお店は、ノマドワーカー向けのお店でしたので、時間が外れてしまい、長時間滞在しても問題ありません。なお、備考ですが、コーヒーはおいしくありませんでした。席は、投稿される写真の背景から判断した場所(窓際コンセントのある席)を正面に見据えられる場所としました。 まもなく、予想通りの時間に、想定通りの場所に彼の人が訪れました。あまりにも単純な行動パターンに少し驚きコーヒーを吹いたことへの言及は避けます。そこからしばらく観察していましたが、ずっとスマートフォンを操作するだけのようでした。その時の数刻前、SNSの投稿にて、講義のレポート提出期限が近いことを嘆いていましたが、対処する気はないようでした。数回トイレや飲み物のお替りで離席する以外は行動がありません。面白いことはありませんでしたが、特筆すべき事項がありました。 離席する数回に一回、スマートフォンを置いていきました。その時は多少急いで戻ってきますが、それでも一分ほど時間がありました。うっかりやのようでした。 そこから、6回目でしたでしょうか、彼の人のスマートフォンを操作し、メインのメールアドレスのアカウントの乗っ取りに成功しました。私の座る席を彼の人の近い席に移し、彼の人が席にスマートフォンを忘れる好機を何日も近くで待ちました。ただし、忘れた際にも慌てず、周りをそれとなく確認し、こちらを見ている人がいないことを確認した上で、機を伺いました。断っておきますが、幸運なことに当該の席は監視カメラの死角であることは確認しておりました。 各種パスワード、クレジットカード情報、その他個人情報などなど、一括管理されていたので、とても作業が楽で、助かりました。
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