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《キミが、私を選んだ理由は?》
《キミが、私を選んだ理由は?》
◆ネコさん、今回は、「あなたを選んだ理由」というテーマについて、なのですが・・・
◯◯ふぅむ、そうですか。
◆なにか、ネタをください~
◯◯最近、ズバリと言うようになりましたね(笑)
◆エヘヘ
◯◯そのテーマならば、うってつけの例があります。
◆?
◯◯キミですよ(笑)。
◆えぇ~!でも、どんな・・・?
◯◯キミ、ちょくちょく、私に話を聞きに来るじゃないですか。
◆はい~
◯◯それは、聞く相手として私を選んでいるということ、ですね。
◆たしかに~
◯◯では、キミが私から聞く理由について、述べてみてください。それはすなわち、キミが私を選んだ理由であるわけです
◆あわわわ、「ネコさんから聞く」のが役割だと思っていたのですがぁ・・・
◯◯たまには、逆も面白いでしょう(笑)
◆う~ん、そうですねぇ・・・前に、ネコさんの勉強方法について聞かせてもらったことがありますよねぇ。
◯◯はい、ありましたね。
◆けっこう長時間、勉強方法に関する色々なテーマについて説明してもらいましたが、その際、ココロに響いた点があります。
◯◯?
◆「応用」です
◯◯ほぉ、「そこ」ですか。
◆ネコさんの勉強方法には色々な側面がありますが、ネコさんにとって最も重要な要素は、「苦手なヒト向け」という点、ですよねぇ。
◯◯その通りです。よく見抜きましたね。
◆エヘヘヘ
◯◯なぜ、私が苦手なヒト向けをメインにしたのか、覚えていますか?
◆えぇ~と、たしか、人数として、得意なヒトよりも苦手なヒトの方がはるかに多い、ということでしたねぇ。
◯◯はい、そうです。80%以上のヒトは勉強に苦手意識を持っている、といってよいでしょう。
◆それはつまり、「得意なヒト向けよりも苦手なヒト向けに特化したほうが、多くのヒトに役立ててもらえる」というわけでしたねぇ。
◯◯はい。そして、そこで応用が出てくるわけです。
◆そうでしたねぇ。
ここでの応用とは・・・苦手なヒト向けの方法は、初心者にも応用できる、というわけでしたねぇ。
◯◯そういうことです。才能があるヒトであっても、最初は初心者です。
◆野球の一流選手であっても、子供の頃、最初は初心者であった、という例を聞きましたねぇ。
◯◯たしかに、そういう例を出しました。
◆そして、初心者は苦手とイコールである、というわけでしたねぇ。
◯◯はい。たとえ才能があるヒトであっても、初心者、すなわち最初のうちは、知識も経験もゼロの状態であるわけです。
◆はい~
◯◯その意味で、「初心者は苦手なヒトとイコールである」ともいえるわけです。
◆・・・という意味から、才能があるヒトにとっても、苦手なヒト向けの方法は役にたつ面があるはず、というわけでしたねぇ。
◯◯通常・・・才能があるヒトは、その分、初心者を抜け出すのも平均より早いことでしょう。
◆はい、たとえば、「半分の時間ですむ」という具合に、ですねぇ。
◯◯しかし「より早く」に越したことはありません。たとえば、「半分の半分の時間ですむ」という具合に。
◆欲張り、ですねぇ(笑)。
◯◯苦手なヒト向けのアドバイスを応用し、生かせたならば、「さらに半分ですむ!」ということもありうるというわけです。
◆欲張って良かったぁ!
◯◯・・・っと、まぁ、ざっと、こんな感じの内容を説明しましたね。
◆その内容自体、納得しましたし、また、「応用」という考え方についても、おもしろいなぁ、と思いましたねぇ。
◯◯私の重視する「応用」に興味を持ってもらえてうれしいですよ。
😋😋😋😋😋
◯◯じゃあ、私がキミに教える理由について、少し。
◆待ってましたぁ~
◯◯とりあえず話を聞くことが出来る、という点ですね。
◆はぁ~
◯◯キミがどこまで理解してくれているかは別にして(笑)
◆でもぉ~、
聞くぐらい、当たり前では?
◯◯多くのヒトは、「聞けない」のですよ。それまで持っていた自分の考えに凝り固まってしまって。
◆なるほど~
◯◯「聞ける」というだけで、キミは天賦の才能の持ち主であると私は思っていますよ。
◆エヘヘヘ~、誉められたぁ~
◯◯私は、話を聞けないで決め付けてくるようなヒトには、教えたくありません。
◆そうなる、でしょうねぇ。
◯◯厳密にいえば、「教えたくない」は、正しくないのですが。
◆?
◯◯教えたくても、そういうヒトが相手では私にはハードルが高い、ということです。
◆なるほど~
◯◯今回のテーマは、「あなたを選んだ理由」でしたっけ?
◆はい~
◯◯そのテーマに即していうならば、「そういうヒトは私は選びません」ということになりますね。
【了】
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