部活作るか!!

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部活作るか!!

「とりあえず校長に頼みに行くか」 校長の許可が出なければ部活は作れないということなので、校長室に向かった。 「失礼します、佐野です、部活を作りたくて来ました」 校長は机に足をやり、爪を磨いていた。とても校長とは言い難いシルエットをしている。 「...ダメです」 わざとウザく言ったのかもともとそういう声なのかわからないがとにかくウザかった。それに部活を作らせてもらえないとなると、こちらも脅さざるをえない。 「これを見ていただきたいのですが...」 俺が懐から出したのは、三枚の写真と一枚の書類である。 「どれどれ、これは!」 写真に写っていたのは、有名女優と落ち合う校長と、ピンク色のホテルに入っていく二人と、そのホテルの看板である。 「この書類を見ていただくと分かるのですが、学校の費用の中に謎の出費があるんですよ。この出費ぐらいのお金があったらホテルで一泊出来るのになー」 最後はすこしわざとらしく言ってみた。校長は顔を真っ赤にして歯をガチガチ言わせている。滑稽だ。 「私を脅しているのですか。いいでしょう、部活を作ることを許可します。ただし!いつか必ず仕返しをします」 すごい形相で校長は睨んできたが、こんな人間は死ぬほど見てきた。なにも怖くない。 「ではこの部活制作許可書にサインを」 校長は震える手を抑えながら一生懸命書いていた。滑稽だ。
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