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終末看取り人
孤独死は、異世界でも変わらない。
ここに一枚のチラシがある。
終末看取り人は、人・魔物でも区別なく、傍らにあり続ける。
依頼をすれば、すぐ横に。
ぜひ、死ぬ前にあなたの物語をお聞かせください。
終末看取り人代表 ノート・ノートまで
ノート・ノートは、人の人生を一冊の本にする。そして本棚へ飾る。
そして、孤独死を迎える者の中で、選ばれたあなたに、ある日チラシが届く。
ある日、とある老人の話を聞くことにしたノート・ノート。老人の話は、怨みで満ちていた。家族を魔物に殺されたのであった。
しかし死ぬ間際、怨みだけではなく、老人はその魔物の真意を知りたがった。
ノート・ノートは、その思いを本にし、本棚へ飾る。その横には、とある魔物の本があった。
魔物と老人の本は、どこか安心したかのように、並んでいた。
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