scene 2

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「ん。じゃあこれからよろしく、ユエ。」 「きゅ!」 『フェーズスリー、クリア。報酬として従魔方体(サーヴ・キューブ)がインベントリに送られます。』 「さーぶきゅーぶ?…えー、何これ?」 送られたものに疑問を覚え、インベントリからそれを取り出す。それは、掌に収まる大きさの立方体だった。 『従魔方体は、調教技能によって従えるmob、通称:従魔(サーヴァント)を収納するための道具です。個人の保有する拠点領域(ホームエリア)、及び特別な祭典領域(イベントエリア)、並びに前述二項に類するエリア以外では、安全圏(セーフティゾーン)内で従魔を展開することは出来ません。従魔を方体に格納してください。』 「………ごめんね、ユエ。少し窮屈な思いをしてもらうことになる。」 「きゅ?」 「え、ちょ…ユエ?」 悲しそうな顔をする彼女を見て首をかしげるような仕草をしたユエが、自ら従魔方体に触れる。 小さな光を放って、 ユエが縮みながら方体に吸い込まれた。 『従魔の格納を確認しました。初期転移地点、始まりの町アルファリアに転送します。』 その音声に言葉を返すより早く、shYnoの体が光に包まれる。 光が収まると、そこには誰もいなくなった。
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