scene 2

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HP:4000 MP:1000 SP:1000 str:120 vit:80 int:105 res:95 agi:150 dex:65 luck:50 ズラリと並ぶ、どう考えても初期値としては高すぎるステータス。 「………ほわっと?」 『獣人(セリアンスロープ)幻想種(イマジナリ)鷲馬(ヒポグリフ)の初期ステータスはluckを除いてこの数値で相違ありません。ここにボーナスポイント30をluck以外の任意のステータスに割り振ってください。』 「一つづつ整理させて。なんでこんなにステータスが高いの?初期値としてはどう見ても大盤振る舞い過ぎる。」 『ゲームバランス上適正となるよう、調整がされています。具体的に解説すると、高初期値となる幻想種系のプレイヤーはレベルの上昇に要する経験値が幻想種でないプレイヤーより高く設定されております。』 「なるほど、強い分更なる強化には手間がかかる。一応は理に叶ってる。次、luckに振れないのは何故?」 『luckはクリティカル及びアイテムドロップに関連する幸運判定に於いて参照する数値です。上昇はレベルアップによってのみ行えます。』 「さっき言ってたluckを除いてっていうのは?」 『luckの初期値は完全ランダムです。』 「おーらい、理解した。も一個いいかな…HP、MP、SPに振れないのは?」 『HP及びSPはstrとvitを参照して、MPはintとresを参照して決定します。』 「………なるほど、キリのいい数字なわけだ。…ちょっと低めのdexが気になるし………30全部dex。」 『決定後、変更できません。よろしいですか?』 「承認。」 『ステータス配分を終了します。以上で初期設定は終了です、お疲れ様でした。アカウント名:shYno様、ログインされますか?』 「イエス。」 『ログイン処理を開始します。………ログイン完了。良き異次元の旅を。』 音もなく、詩音が光に包まれる。
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