恋はいつでも甘く

Story2 再会の理由

だから、あの告白の答えが、『俺は叶える夢があるから』そう言われたときは妙に納得したのを覚えている。
しかし、その後の言葉は意外なもので。
『俺の邪魔にならなくて、期間限定ならいいよ』

『え？』

その意味も解らず聞き返した私に、ソラト君は『お前、昔飼っていた犬に似てる』そう言って屈託なく笑った。

後から知ったが、ソラト君は１週間に１度ぐらいは告白をされていた。
それをすべて断っていたのにどうして？
期間限定とは言え、どうして私にOKしたの？

そうは思うも、初めての恋愛に右も左もわからなかった私は、ただ近づけたことが嬉しくて、終わりなどくることなど思いもせずにいた。