魔法使いのお婆さん?

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 お婆さんは、パッと杖を取り出すと楽団の指揮者のように優雅に振った。聞いたことの無い言葉を呟いている。  すると、美咲はキラッキラのまぶしい光に包まれた。 「ちょ、何これ ……まぶしい」 「健闘を祈る。がんばんな……」  美咲はギュッと目を閉じてもまぶしく感じる光に、手で顔を覆った。  どの位時間がたったか、辺りが暗くなり美咲が目を開けるとお婆さんの姿はなかった。 「……えっ?」  美咲はボンヤリとした頭で「今の何だったの?これは夢だよね?」と自分に問いかけたがわかるはずもない。  慌てて窓を閉めるとベッドに潜り込みギュッと目を瞑った。
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