sun&moon

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若いカップルがするセックスの体位は、一通り知ってた。 大学で留学した時付き合ったジョンと、熱に浮かされた様にしたもんだ。 私は彼が初めて、彼も私みたいな小柄な女性は初めてで、お互い色んな事にチャレンジした。 私が主導権を握るより、真一に任せたい。 彼の想いを感じたい。 湯船で口づけが始まると、熱が身体中に伝播するスピードが早い。 私の両乳首を摘まみながら、啄む様なキスをする真一。 焦れて、私の手もイタズラを始めた。 「うっ、」 同様に、彼の乳首を摘まみ引っ張り、擦る。 「…はぁ。ヨーコ行こ」 彼が布団に目をやる。 コクりと頷く。 手を取られ、湯船から出る。 お互いの身体を拭き合う。 私だけ念入りに拭かれた気がするのは、気のせいか。全てが優しい彼。 布団に移動する前、冷水が入ったピッチャーからコップに水を汲み、一口含むと私に飲ませてくれる。 冷たい水と共に、彼の心遣いが染み渡る。 そのままキスを続けながら、布団の上に雪崩れ込む。 彼の手が私の身体をまさぐる。 彼と居て、年の差を感じた事はない。 彼が大人っぽいせいもあるが、私を思いやる気持ちが溢れているのだ。 「あ、あっ」高い声が出る。 瑞々しい真一の身体に手を這わせ、背中にしがみつく。 真一自身に目を向けると、立ち上がってる。 彼も感じてくれてる。 真一の唇が、首筋や鎖骨、下に下におりてくる。パクっと乳輪ごと咥えしゃぶる。 口と舌の動きが絶妙だ。吸い軽く噛み舐める。 初めてって嘘でしょ!? そんなツッコミを入れたくなる。 段々と腰が揺れる。他も触って欲しい。 言うべきか… 舌先で乳首を転がして、上目遣いの彼と目が合う。 布団の上に置いて体を支えていた、真一の腕を上下に撫でる。 撫でた指先が、彼の指先と絡み、導く。 察した彼は体勢を変え、私の望みを叶えてくれた。
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