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モデルの仕事だって好きだ。
でもそこを逃げのようにして、本当はやってみたいことから目を逸らす自分が嫌いだった。
それから、芸能事務所を片っ端からあたって、1番行きたかったナインズに拾ってもらえて。
オーディションは毎日のように受けた。落ちて落ちて落ちまくったけれど、それすらも何かの役作りに活かせるかもしれない、そう自分を鼓舞した。
足踏みしていた頃よりずっとしんどかったけど、今の自分は悪くないかもな、と思えたから不思議だ。
マネージャーの比佐には特に世話になってきたし、コンスタントにオファーを貰える環境は有り難い。
だからこそ、最近自分の周りを賑わせる記事の件は、そろそろ放っておけそうにない。
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