第四章 雨に邪魔され

2/2
前へ
/12ページ
次へ
『あれ?今日は早いんですね。』 「そうなんですよ。のんびり部屋呑みでもしようかなって。」 たまたまスーパーで逢って、それだけで胸が高鳴った。帰り道はもちろん同じだから帰路は奥さんの時間を独り占め出来る。 『スミマセン、買い物したもの持って頂いて。』 「隣なんですから気にしないでください。スミマセンぢゃなくて、ね?」 『・・ありがとうございます///』 「ええ。笑顔がお似合いですよ。」 照れて目をそらす奥さんが凄く可愛い。 パラパラ・・。 『あ、雨!』 「急ぎましょう。風邪引いてしまいます。」 折角の二人の時間なのに雨に邪魔されてしまったけれど仕方ない。
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加