プロローグ

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「だよね、そりゃこーなるわ~」 ポテ◯を片手に少女マンガを読み、一人でつっこむ。 髪をひっつめ、ヘアバンドにメガネ(近眼) もうすぐ10年の歴史となろうかという 襟とゴムの締め付けがほぼないジャージ を着た私。 平井かな、27歳。 ちなみに奥二重。 (まつげビューラーの本領発揮はいつなのか) 顔の無駄な情報(毛穴、吹き出物)と日々戦い、 ボディーラインは悩ましげ(うん、悩ましい) 読んでるマンガと一緒なのは一般事務やってることぐらいかな~。 「私もグイっ(引き寄せ)ぎゅっ(抱きしめ)リーンゴーン(結婚)されてみたいわ~」 「ってか社長だし!玉の輿!!ヒロインいいなぁ。」 「いや、でもヒロイン可愛いし、性格良いし、そりゃ社長も好きになるよねー。」 と盛大な一人言を言いながらポテ◯を食べる日曜の午後。実家の一人部屋。
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