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研修が始まります。
今年度の我が社の新入社員研修は、採用人数が少なかったため、初めて全国合同で実施されることになった。
研修は東京都で開催され、専用施設の「研修センター」に入寮することになる。2ヶ月間を同世代の全国の同期と寮で過ごすことになり、大変そうながらも各自、不安と期待を胸に楽しみにしていた。
寮生の居室は、男性と女性は別フロアに分かれている。各フロアには、休憩コーナー、給湯室、ランドリーコーナーが配置されていて、生活に必要なものは一通り揃っている環境だった。
売店はないため、近くにあるコンビニやスーパーに行くこともある。食事はセンター内に食堂があり、朝昼夕それぞれ決まった時間に開いている。
研修は、1コマ50分の講義が1日に7コマ。それに一部テストがあり、事例研究や班別討議、レポート提出などに加えて体育の授業や見学などもあり、盛りだくさんな研修内容。噂によると、テストの成績や研修期間を通じての素行などが、その後の正式な配属に影響するのだとか。
さらには日直という学生時代を思い起こすようなシステムも存在し、社会人になったはずが、学生のように過ごす特殊な時間になりそうだ。
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