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ダメだ、怒涛の展開過ぎて理解が追いつかない。
「あなた、お名前は?」
「美野華トイイマス」
「ステキな名前ね。華ちゃんって呼んでもいい?」
「ハイ、ダイジョウブデス」
私の気持ちをほぐそうとしているのか、HARAKENさんは明るく話しかけてくれる。
「・・・で、華ちゃんはどんな女性になりたい?」
私のなりたい“ワタシ”。それは。
「好きな人に自信を持って好きと言える女性に、なりたいです」
鏡に映ったHARAKENさんは、ニッコリ笑ってウインクした。
「りょーかい。じゃあまずメイク落としちゃいましょ」
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