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「……ここに、俺が入ってるんだよな」
「んんっ!」
ぐっと少しお腹を押されると、弱い部分が内側と外側両方から圧迫されて、強い刺激が走る。
「やだ……、それ、やめて……」
「なんで?」
「なんで、って……う、っん! きもち、から……だ、め……っ」
やめてほしいと言ったのに、お腹を押したままゆるゆると動かれて、快楽の火が灯る。
力なく首を横に振る私を見ても一向にやめる気のないらしい孝弘は、徐々に強く、速く、腰を打ちつけだした。
「だめ、あっ、あ、ああっ……」
「気持ちいいのは、……ん、だめじゃない、だろっ」
「う、ぁ……っ、だめ、じゃな、けど、……だめ、に、なる……っ!」
「じゃあ……」
獲物を見定めるように目を細めた孝弘は、至近距離で私を見下ろした。
「もっと、だめになって」
「や、あぁ……、だめ、だめ……っ!」
くちゅ、ぐちゅ、とひどい水音が聞こえる。
自分の身体が奏でているとは思いたくない音に耳を塞ぎたくなるけれど、もう全身へなへなで、思うように力が入らない。
私はただ揺さぶられるだけになって、ひっきりなしに甘ったるい嬌声を上げた。
深く息を吸いたいのにできなくて、口を開くと艶めいた声ばかりが漏れていく。
「さやか、彩香……」
「あ、あぁ、また……っ!」
奥の方をこねるように刺激されると、また私の身体は上り詰めてしまって、爪先がピンと伸びた。
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