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閉店
ある田舎のひらけた道に、小さな駄菓子屋が
ぽつんとただずんでいる。ごく普通の駄菓子屋だが、雨が降ると閉まってしまう。
その駄菓子屋にはちょっとした都市伝説があった。
駄菓子屋の前は少し出っ張っていて、傘のような役割を果たす。そこに住んでいる人たちは雨の日に傘を忘れると、決まってそこで雨宿りをする。
まるで、何かに吸い寄せられているかのように。
そして、雨宿りをすると決まって不思議な事が起きる。
不思議な出来事は人それぞれ違う。
ほら、またお客さんがやって来た。雨の日のお客さんがね...
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