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"ひより。絶対に居るからね。これから、ひよりの全部を認めて、大事にしてくれる人。
そしてもし出会ったら、ひよりも、その人を全力で守ってね。"
出会ったばかりの私の手を取って、なんの迷いもなく助けてくれた。
弱くて臆病で、かえでにも向き合えないでいる私に、喧嘩すればいいだろなんて、笑ってくれた。
作りすぎたお弁当を、無言で全部食べてくれた。
穂積さんは、面倒なことが嫌いだなんて言うけど、そんなの嘘だ。
あんなに、優しい人は居ない。
お母さん。
私も少しくらい、あの人を守ることができたかな。
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