廃小学校へ

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更に校舎内を調べる 理科室に可燃性の薬品があった あまり量はないが、怪異を倒す分には十分だろう 「使えそうだな ん…この紙…また日記か」 『 月  日 パパが しらない女のひとをつれてきた いえをでていけっていった また 大きなこえでいいあいがはじまった こわい』 「なぜこんなところにも日記の切れ端が」 「俺が知るか」 何気なく裏面も見てみる 『ママがしんだ ママが僕をおいてしんだ うそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだ いっしょだって いったのに』 真っ赤な文字で紙一面にかきなぐられた文章 「………………一緒だな」 「何か言ったか?」 「いいや、何も」
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