感激の出会いは、今考えると喜劇の出会いだったかもしれない。

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感激の出会いは、今考えると喜劇の出会いだったかもしれない。

━━そう、あれは忘れもしない、高3の夏の出来事。 校門を出た辺りで忘れ物に気付いた私は、教室へと走っていた。 ふと視界の端に入り込んだのは、超有名人のキスシーンだった。 何が"超有名人"か。って? それは、文武両道の顔ヨシ性格ヨシ彼女ナシの優良物件の男だから。 彼はどんな美人さんや可愛い子ちゃんからのお誘いや告白も全て王子様スマイルでお断りする、めちゃモテイケメンなのだ。
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