君と僕

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君と僕

「やまない雨はないよ」 どこかの誰かが勝手に言った言葉だ ーーーーーーーーーーーーーーーーー 「こんばんわ!お待たせしました!」 町の喫茶店で待ち合わせをしていた君が来た 君は雨に降られて少しだけ肩が濡れていた 「大丈夫?濡れてるけど寒くないかい?」 「大丈夫ですよ!あ、でもホットコーヒー頼みますね」 微笑みながら君は言う 「いいよ、じゃぁ僕ももう一杯ホットコーヒーを」 「最近ずっと雨ですねぇ…嫌になりますよ。」 不機嫌そうに君は言う 「そうだね僕も憂鬱になるよ…」 「意外だなー貴方も憂鬱になることなんてあるんだ、いつも笑顔なのに」 少し驚きながら君は言う 「そんな…僕も落ち込んだり憂鬱な時くらいあるさ…」 君は少し感情の変化すら表情に出てしまう可愛らしい女性だ 「さぁコーヒーを飲んで温まったし、そろそろ行こうか」 君と親密な関係になって一年が経つ 今日はとうとう計画の日
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