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「はい、どうぞ。砂糖等はいれてないので、お好みで…あぁ、あとこちらもよかったら。あまり誰も食べないので甘い物がお好きでしたら召し上がってください」 「あ、ありが、とうございます…いただき、ます…」 交互に乗っけたらいいって会計さんに言われてタオルを交互に入れ替えてるけど、これいつまでやればいいんだろう…。 そっちに意識が集中しちゃって涙も止まっちゃった。 そうしている内に副会長さんが戻って来て目の前に紅茶を置いてくれた。 美味しそうな……あととっても高そうなお菓子も。 お礼を言えば柔和な笑みを浮かべ向かいの席へと腰掛けた。 …もし会長さんが王様なら副会長さんは王子様、って感じだな。 サラサラの茶髪もさっきの笑顔だって。 絵本に出て来そうだった。 会計さんは………アリスに出てくるチェシャ猫のようだ。 …いや、にやにやはしてないけど副会長さんとはまた違った笑みを浮かべている。 会長さんはいつだって仏頂面。…笑っても、いやーな笑顔。 にやって。にやってするんだよ!? 怖すぎて一生仲良くなれないと思う…。
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