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「お前の気持ちはよーーーーくわかった……補佐としてこれからみっちり躾してやるよぉ…」
「ひぃいいっ!!」
「ちょっと会長。指宿くんが怖がってるのでやめて頂けますか?…指宿くん、すみません、本当にあの人は顔も性格も怖くて…」
「早乙女ぇ?お前は俺様に喧嘩を売ってるのかぁ?」
「まさか。さぁ、指宿くん。落ち着いたのなら、お仕事の話をしたいのですが……大丈夫ですか?」
悪魔のような微笑みを向けられて泡吹いて倒れるところだった。
それから副会長さんに優しい笑顔を見て少しだけ心が落ち着いた。
「は、はい……ぼぼ僕新入生なのに…ほっ補佐なんて、できるんでしょうか…?」
「どうせ雑用ばっかだからお前みたいなやつでも…」
「えぇ、最初は簡単な書類整理から始めようかなと思ってるので、あまり気負わずで大丈夫ですよ」
会長さんが何かを言いかけたけどそれを遮るように副会長さんが被せて僕に言ってきた。
……副会長さんって、優しそうだけど裏ボス的な存在だったりしないよね?
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