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ギロっと小春を睨む先輩。 「そう怒るなよ晴空。よし、じゃあ、仲良くなる為に皆で連絡先交換しようぜー」 意味がわからない。 普通に嫌なんだけど。 「賛成ですぅ、これ、私のアドレスでーす、」 「これ、俺の。」 「瑛太ってゆうんですね、よろしくお願いします、瑛太先輩っ」 「いいねぇ、可愛い」 「あ、ほら、めごも!」 「いや、私はいいから。」 「俺もパス。」 「そう言わずにぃ、ほらケータイ貸して貸して」 半ば強引に取られたケータイに、 春田 晴空 と 夏井 瑛太 のアドレスが登録された。 そら って 晴空 って書くんだ。 「…綺麗な名前」 「…。」 「…あ、ごめんなさい」 「お前ら、クラス確認したならさっさと席に着け。」 「げ、庇護。小春ちゃん達庇護のクラスとか可哀想ーーー。」 庇護? 「春田と夏井、新入生に絡むな。新入生もさっさと席に着け。」 怖そうな、先生だな。 「じゃあ、またあとでね、」
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