プロローグ

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 そして…いつからだろう、今書いているものの原型を練り始めたのは。  中一くらいだった…ような気がする。  そうそう、中一の終わりごろ。  自業自得で人間関係で悩んでいて、クラス替えを希望に生きてた頃。  学校に行っても、同じ少年漫画の話題で盛り上がれる程度の男友達と、たまに会話するだけっだったあの頃。  歯の矯正のせいで食べにくい給食を、必死に平らげていた頃。  気まずい子と同じ班になって、給食時間の沈黙を某国擬人化アニメのキャラソンが過ぎ去っていったあの頃。  それまでに書いてきた小説や、読んできた小説、漫画、見てきたアニメから生み出した、私の性癖を詰め込んだ物語。  それが、『黎明の天鍵』の誕生につながったんだ。
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