第18章 斎藤芳彦

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第18章 斎藤芳彦

急いでいる時に限って渋滞だ。目的地はすぐ近くだというのに思うように車が進まない。山内は一度署に戻って私用の車に乗り換えて向かっていた為、気の遠くなる様な渋滞に身を委ねるしか無かった。わざわざ車を私用車に乗り換えたのには意味が有る。パトカーだと相手に警戒される。山内はそれを防ぎたかった。今はとにかく、1分でも早く目的地に辿り着ける事を祈った。
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