第1章 全ての始まり

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第1章 全ての始まり

「みう!ニュース見てる!?これ・・・すごくない!?!?」 高校2年生の森田みうは朝のニュース番組を見て驚愕した。 「う・・・うん、見てるよ・・・これ・・・本当の出来事だよね・・・?」 一瞬何かのドッキリかと思える程、そのニュースの内容は衝撃的だった。みうが通う東英高校の近くにある、藤宮高校の2年生が昨日4人も死亡したそうだ。遺体が発見された場所はそれぞれ違っていたが、検死の結果、死亡推定時刻はほぼ同じらしい。何よりも気になるのが、遺体は全て同じ損傷をしていたらしい。身体は半分焼け焦げ、手首には切り傷、腹部には打撲の痕が有り、首にはロープで締められた様な痕跡があったらしい。クラスメイトの咲も驚きを隠せない様で朝早くから電話をしてきた。警察は殺人の線で動いている様だが、まだ容疑者すら定まっていない。 「ニュースなんだから、本当なんじゃない?」 咲も半信半疑で答える。 「咲、とりあえず学校でまた話そ。」 そう言ってみうは電話を切り学校へ行く準備をした。
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