風紀委員会の方々

4/4
前へ
/204ページ
次へ
結局、西野と僕と桜田。島と平野。というペアになった。必要があれば、桜田の単独行動も視野に入れる。 そして当日の確認も済み、 「では、一か月後の新入生歓迎会よろしくお願いします。解散」 という西野の声で終わった 僕は参加はしないが、少し楽しみだ 祐司先生は参加するのだろうか。 なんだかうらやましく思ってしまう そんなことを考えながら風紀委員室を出ると、放送が鳴った ピーンポーンパーンポーン 「佐久良先生、佐久良先生。至急、生徒会室にお越しください。繰り返します______...」 なんかしたかな。まだ昼休みあるからいいけど、、。 「生徒会に呼ばれるなど、珍しいですね?」 西野が隣から話しかけてきた なんか、、、怖いな。 「迷惑でなければ、ついていきましょうか?」 そんな気の利いた言葉が降ってきた なんてできた男なんだろう これを考えたのは2回目であろうかそれ以上か。 取り合えず、この子は将来安定であるとだけ言っておこう。 「じゃ、じゃあ。申し訳ありませんがお願いしてもいいですか?」 そもそもこの校舎の道もあまりしっかり覚えてないので、頼むことにした。 「今度、勉強を教えてください。」 と西野は笑顔で言う。 見返りもつけるとはさすがだ。 「もちろん、僕でよければ何でも教えますよ」 そう言って、生徒会室へと歩き出した 横目で、西野を見るとすごくうれしそうだった。まるで子供が遊園地に行った時のような、、、。 そんなに生徒会室行きたかったのかな? それになんかルンルンでかわいい。 、、、これは見なかったことにしてあげよう
/204ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1405人が本棚に入れています
本棚に追加