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結局、西野と僕と桜田。島と平野。というペアになった。必要があれば、桜田の単独行動も視野に入れる。
そして当日の確認も済み、
「では、一か月後の新入生歓迎会よろしくお願いします。解散」
という西野の声で終わった
僕は参加はしないが、少し楽しみだ
祐司先生は参加するのだろうか。
なんだかうらやましく思ってしまう
そんなことを考えながら風紀委員室を出ると、放送が鳴った
ピーンポーンパーンポーン
「佐久良先生、佐久良先生。至急、生徒会室にお越しください。繰り返します______...」
なんかしたかな。まだ昼休みあるからいいけど、、。
「生徒会に呼ばれるなど、珍しいですね?」
西野が隣から話しかけてきた
なんか、、、怖いな。
「迷惑でなければ、ついていきましょうか?」
そんな気の利いた言葉が降ってきた
なんてできた男なんだろう
これを考えたのは2回目であろうかそれ以上か。
取り合えず、この子は将来安定であるとだけ言っておこう。
「じゃ、じゃあ。申し訳ありませんがお願いしてもいいですか?」
そもそもこの校舎の道もあまりしっかり覚えてないので、頼むことにした。
「今度、勉強を教えてください。」
と西野は笑顔で言う。
見返りもつけるとはさすがだ。
「もちろん、僕でよければ何でも教えますよ」
そう言って、生徒会室へと歩き出した
横目で、西野を見るとすごくうれしそうだった。まるで子供が遊園地に行った時のような、、、。
そんなに生徒会室行きたかったのかな?
それになんかルンルンでかわいい。
、、、これは見なかったことにしてあげよう
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