僕の花。

生徒会に呼ばれました

そして今、生徒会室のドアの前…
やはり広すぎて時間がかかったし、覚えられるか心配だ、、。

「佐久良先生、俺はここで待ってますね」

「え、ここまで来てくれただけで十分ですよ！多分1人で帰れますし！迷惑はかけれません。」

慌てて止めていると、胸のあたりまで上げていた結の手をつかみ
「もっと迷惑かけてください。大丈夫ですよ」
フワッと笑う西野を見上げる結は固まる

なんていい子なんだろうほんとに。
結の西野に持つ好感度は上がりっぱなしである

西野がいてくれるというので、言葉に甘えた

コンコン

生徒会室をノックする
なんだか風紀委員室に初めて行ってノックをした感じとはまた違う感覚に襲われる。
どこか緊張しているのがわかる。

その原因は間違いなく”神郷　瑠偉”という人間のせいだ
この前のことで何か言われるか。
春馬にも伝わったのか。
グルグル考えてしまう

「はい、入っていいですよ」
そんな声が聞こえて、そのドアを開けた