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弟はかわいいです。
______...
今日の授業も難なく終わり、廊下を歩いていた
「結ちゃん!!」
後ろから声が聞こえたので振り返る
まあ、振り返らなくても声だけで誰だかわかる
「春馬、廊下は走っちゃいけないよ」
笑いながら、走っている春馬に注意する
「だって早く結ちゃんの近くに行きたかったから」
春馬はいつもまっすぐに言葉を伝えてくれる
そういうところが好きだ
「うん、ありがとう」
素直に感謝を伝えると、春馬の顔が真っ赤になる
「結ちゃん、今日と明日何か予定ある?」
「特にないけど、、、なんで?」
「結ちゃんの家にお泊りしていい?」
別に、今日は金曜日だし何もないから別にいいのだが
「今、結構部屋汚いんだけど、、、」
そういうと、春馬は嬉しそうな顔をする
「全然大丈夫!!じゃあ今日夜に行くね!」
バイバーイと、手を振りながら帰っていく春馬は本当に高校生かと疑うくらいにはしゃぎだす。
かわいいな
結もつられて手を振り返してしまう
ハッとしてすぐに戻したけど
そっか。じゃあ早く帰って部屋綺麗にしないとなー
やはり、一人暮らしになると寂しいもんで、、、
人が来てくれるのは純粋にうれしい
嬉しい気持ちを抑えて職員室に戻る
この時、結は何も知らない
この後起こる出来事を
「夜ごはん、なに作ろうかな、、、」
只々そんなことを考えているのであった
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