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「もう一度言うけど、春馬をそういった対象とは見れない。
ごめんね。ご飯食べたら今日は家に帰りな。家に電話して迎えを頼むから」
春馬のとなりに僕なんかがいたら絶対にダメだ
これでいい
自分は間違っていないと言い聞かせる
「、、、結ちゃん。何を隠してるの?本当の結ちゃんを知らないってなに?」
大きな手で顔を固定され、春馬の綺麗な瞳と目が合う
逃れようとするが力が強くて動かない
「、、っ。別になにも隠してないよ」
抵抗しながら言う
「ううん、隠してるよ。いつも結ちゃんは嘘をつくとき目をそらすんだ。いつも話すときはあんなに真っすぐ俺のことを見てくれるのに」
ねぇ、話してよ。と言う春馬の純粋な目が今の結には深く刺さった
春馬は昔、俺を綺麗だと言った
でもそんなんじゃない
春馬には幻滅されたくない
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